はじめに(前回までのあらすじ)
以前、はっぱカッターを研究して微妙な結果となり、同じ技を考察していたTENTA1さんにギミックパ使いとして格の違いを見せつけられたていじゅは新たな範囲技の可能性を探っていた。
て「くっそー、今度は違う方法でびっくりする火力出して初見殺しでトリプル勢を恐怖させてやる!」
て「何かいい技ないかな?(ポケ徹ポチー)」
て「あわ!……は流石に威力が低すぎる……。いにしえのうた!……はドーブルしか使えないか……。エアカッターはもうやったことあるし……。」
て「次は……エレキネットか。こっ、これならもしや!」
やりたいこと
皆さんはモココデンリュウという戦術をご存知だろうか。レート時代に考案され、令和トリプルフリーで密かに使用者が増加していたらしい。
隠れ特性プラスのデンリュウとモココを並べて特攻上昇。さらにトリックルーム下でモココが先にエレキフィールドを張ってデンリュウの超火力の電気技で攻め落とすというパーティである。
エレキネットに話を戻そう。エアカッターの事例から低威力の全体技を振り回すなら4.5倍は補正がほしい。(並耐久の等倍相手をワンパンするギリギリのライン)
プラス発動で1.5倍、エレキフィールドで1.5倍、そこに弱点保険を発動させれば4.5倍のエレキネットをばら撒ける。これなら……
味方巻込用の地ならし込みで、いい確率でメガガルーラを倒せそう。
範囲電気技は放電もあるが、エレキネットは味方を巻き込まないため気軽に振り回せる。
これがエレキネットで想定外の火力出して相手をまとめて倒す「一網打尽モココデンリュウ」だ!
パーティ紹介
まずトリル役だか、デンリュウと並べやすいように弱点保険発動用の地ならし要員を兼ねさせたい。トリックルームと地ならしを両立でき、耐久も十分なサマヨールを採用。(進化の輝石をモココに持たせたいが、AとSの低さを優先)
先人達の教えを参考にしてランドロスを採用。
トリックルーム補佐として、サマヨールの耐久は十分と考えてあらゆる補助技をシャットアウトできるトリックガードクレッフィを採用。状況に応じて壁張りや金属音によるデバフも可能。
あとはデンリュウに合いそうなトリルアタッカー。ここがとても悩みどころだったので色々と試すことにした。
その1メガ枠カメックスの場合
まもる/10まんボルト/エレキネット/りゅうのはどう
モココ@しんかのきせき(プラス)
まもる/10まんボルト/めざめるパワー氷/エレキフィールド
じしん/いわなだれ/とんぼがえり/ばかぢから
サマヨール@ねらいのまと(おみとおし)
ぽけっとふぁんくしょん!最初にメガ枠をカメックスにしてみた。理由はモココデンリュウで重い地面タイプをどうにかしてほしいかったかと、自然と猫騙し枠が採用こと。猫騙しによるトリルサポートと、エレキネットからのトリル切れ後のスイーパー役を期待して臆病最速。
進化の輝石をモココに取られたサマヨールに何を持たせようか悩んでいたところ、カメックスが削られた後にランドロスとかいうポケモンが重すぎる問題に気付いたので、サマヨールに狙いの的トリックをさせるという神案が降りてきた。一度も決まらずチョッキランドロスに蹂躙された。途中でサマヨールが狙いの的とゼルネアスの大きな根っこをお見通し合う対戦が発生したのがハイライト。
自分がトリル最速メガカメックスを使いこなせず、メガ枠は敢え無く変更となった。
その2メガ枠ユキノオーの場合
まもる/10まんボルト/エレキネット/りゅうのはどう
モココ@しんかのきせき(プラス)
まもる/10まんボルト/めざめるパワー氷/エレキフィールド
ユキノオー@ユキノオナイト(ぼうおん)
じしん/いわなだれ/とんぼがえり/ばかぢから
サマヨール@オボンのみ(おみとおし)
ぽけっとふぁんくしょん!ばならーさんに勧められてメガ枠ユキノオーに変更。攻防の両面で相性補完がとてもよい。ユキノオーになりきりを覚えさせたい衝動を抑えるのが大変だった。
ランドロスや他の地面タイプへの打点を確保できたのでサマヨールの持ち物をオボンの実に。一度だけなんかドーブルがサマヨールに猫騙しを撃ってきたので替えていてよかった。こちらのパーティをみてランドロス重い読み狙いの的トリック読みの行動だろう。危ない危ない……。
ユキノオーになってパーティは格段に使いやすくなった。このパーティで平日トリプル大会に出て1勝1敗のベスト8になった。
実はまだなりきりへの願望を捨てきれないのでいつか試したい。
その3メガ枠バクーダの場合
まもる/10まんボルト/エレキネット/りゅうのはどう
モココ@くろいてっきゅう(プラス)
まもる/10まんボルト/めざめるパワー氷/エレキフィールド
まもる/ふんか/ねっぷう/だいちのちから
じしん/いわなだれ/とんぼがえり/ばかぢから
ぽけっとふぁんくしょん!モココデンリュウの元祖の方は「なぜかは分からないがメガ枠はバクーダが強かった」と言ってあったので使ってみた。
変更にあたってサマヨールに日本晴れを搭載。また、地均しでトリル下のモココとデンリュウの行動順が変わるのが嫌だったのでモココに黒い鉄球、サマヨールに輝石を持たせた。クレッフィはイカサマで威嚇が入ったブレードギルガルドが倒せないのが気に食わなかったので、リフレクターを覚えさせた。
使用感としてはそもそもトリルメガバクーダが強い。手動日本晴れ+金属音は耐久に振っていないバンギラスさえ倒しうる破壊力。それを受けに来る水タイプや炎飛行組、ドラゴンタイプにデンリュウの攻撃範囲が刺さる。バクーダを活かす相方としてデンリュウが非常に優秀であった。
このパーティで流刑さん主催大会の流刑地トリプルに出場し、2勝2敗のベスト4になった。(最初の2戦がまさかの連続メガユキノオー軸でマッチング運が良かった)
トリル下で調子にのって地均しとエレキネットばらまいてたら相手のメガクチートにサマヨールが先制されて中央岩雪崩でトリプル人生初の3体怯みを食らったのが一番の思い出。
まとめ
今回のパーティではモココデンリュウサマヨールがうまく並んで弱保発動→エレキフィールドプラス発動エレキネットと決めることは少なかった。しかし、クレッフィの金属音等も絡めながら、相手に予想外の高火力範囲技を浴びせられて楽しかった。
メガ枠についてはユキノオー、バクーダの両方がマッチした気がする。デンリュウを補完するポケモンとしてのメガユキノオー、メガバクーダを補完するぽかとしてのデンリュウという感じがした。ゲームプランを立てる上で意識すると回しやすいかもしれない。
とにかくまた1つ、低威力範囲技の可能性を探ることができた。世の中にはまだまだ未知の可能性を秘めたポケモンや技があるかもしれない。
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ぽけっとふぁんくしょん様
ポケモン徹底攻略様