はじめに
けだまメモchさんの切り抜きにもなっている逆１位杯の動画を見て、ルールを逆手にとって世の中には頭のいい人がいるものだなぁとなったていじゅ。
今のトリプル村にも常識を覆す奇想天外な発想力を持った人は多い。そんな人々が集まって逆１位杯をリバイバルさせたらどんな戦いが見られるのだろう。見たい……！そんな欲求を満たすため、自身でトリプルバトル逆１位杯を開催することにしたのだった。
やりたいこと
企画当初、試合は見たいけど自分で参加しようというモチベはあまりなかった。総当たりにしろスイスドローにしろ人数が偶数になって欲しいので、パーティ育成するかわりに人数調整枠してくれる人を探したが、見つからなかったので自分でパーティ作成することに。
過去の文献を漁ると
①ダブル逆１位杯でヌケニンリオル、ニャオニクステッカニン、エルフーンモンメンの三竦み環境
↓
②それらの全てに強い悪戯心猫の手爆発パの出現
↓
③爆発メタの湿り気パラスが流行
↓
④自主退場できないポケモンを残して詰める戦術の研究が進む
という変易を辿ったらしい。
④では封印、湿り気、マジックルームで相手の動きを制限するパーティまで開発されたらしいが、自分には妨害後に上手く自チームのポケモンを退場させる流れが見えなかった。
そこで湿り気と封印以外で猫の手爆発を防ぐのは難しいのではないか、ならばそれらへのメタを張った猫の手爆発を使ってみようと考えた。
ここで注目したのが、湿り気ポケモンは低レベルパラスが採用されやすいということと、湿り気ポケモンがいても技選択時点で爆発を選ぶことは可能という仕様である。
改めて猫の手で出ない技を見てる。悪戯心より先に撃てて相手の低レベルパラスを倒せる技、相手の封印を妨害できる技、エスパーやゴーストといった封印ポケモンに打点となる技。何気にシナジーのある技がそろっているではないか。よし、これでパーティ組んでみよう！
ねこのて／よこどり／どろぼう／トリック
ねこのて／よこどり／てだすけ／まもる
ねこのて／どろぼう／よこどり／まもる
フワライド＠パワフルハーブ（かるわざ）
スカタンク＠いのちのたま（ゆうばく）
だいばくはつ／どろぼう／フェイント／よこどり
スカンプー＠ラムのみ（あくしゅう）
だいばくはつ／どろぼう／フェイント／ほえる
ぽけっとふぁんくしょん！パーティ紹介
レパルダス
せっかちAS252悪戯心@こだわりスカーフ
猫の手/泥棒/横取り/トリック
このパーティの主軸で最速の悪戯心猫の手使い。
後発で出してこの子の猫の手大爆発で締めるのが基本的な負け筋。
上から挑発してくるエルフーンが多そうなので抜けるようにこだわりスカーフをもたせた。
他の技を使う展開は勝ってしまうのでいらないであろうが、一応猫の手で出ない技で揃えることができるなで覚えさせた。
３体いる猫のうち唯一の４足歩行でまさかのマイノリティになってしまった。
ニャオニクス♂
せっかちAS252悪戯心@メンタルハーブ
猫の手/横取り/手助け/守る
２番目に素早い悪戯心猫の手要員。一番の役割はレパルダスに手助けして一緒に退場すること。
猫の手を使うと一番「今から爆発します！」って顔をする。
チョロネコ
せっかちAS252悪戯心@ノーマルジュエル
猫の手/泥棒/横取り/守る
3番目に速い悪戯心猫の手要員。というかこの３体しかいない。持ち物はニャオニクス♂と交換でもよかったが、A実数値がほとんど変わらなかったので爆発した時に吹き飛ばせる味方を増やすためにこちらにノーマルジュエルを持たせた。
猫の手のモーションがとにかくあざとい。
フワライド
陽気AS252軽業@パワフルハーブ
大爆発/ゴーストダイブ/空を飛ぶ/泥棒
ここからは技枠の大爆発要員。
①パラスが対角にいても空を飛ぶで狙い撃ちできる
②ゴーストダイブで封印勢に打点を持てる
③ハーブを消費すれば軽業で倍速になれる
という今回の逆１位杯猫の手爆発パのために生まれてきたポケモン。
注意点としては、泥棒して相手の道具を奪うと軽業の効果がなくなることと、ゴーストタイプなせいで味方の爆発で退場できないこと。両方とも大会本番でやらかした。
ここからの３体の性格はせっかちの方がいいが、厳選した後に気づいたので仕方ないということにした。
スカタンク
陽気AS252誘爆@命の珠
大爆発/泥棒/フェイント/横取り
悪戯心猫の手より先に相手のパラスを処理できる方法を探していたところ、猫の手で出ないフェイントで倒すという考えに行き着いた。
そこで大爆発とフェイントを両立でき、万が一の時に泥棒の火力を一番出せるスカタンクを採用。
特性は悪臭の方が大爆発で相手を倒しそこねた時に怯みワンチャンを狙えるのでそちらの方がいい。
大会当日
そこまで深く考察できなかったし、厳選が面倒で妥協した個体を使うことになるので、あまり出るつもりはなかったが、エントリーが５人だったので、偶数人数にしたいということで大会参加。(スイスドローは偶数人数の方が待ちが出ず、不戦勝がいなくなり不公平感が減ると勝手に思っている)
第１試合 vs SNさん
ゲンガーとミミロップがいるが、メガシンカするなら肝っ玉猫騙しができるミミロップだろうか。エルフーンの挑発も警戒したいので、自分で爆発できるスカンプー、フワライド、スカタンクで選出。
相手の先輩はネンドール、ゲンガー、ミミロップ。
いきなり何してくるかよく分からんが、ここで予習不足が露呈。ゲンガーが封印を覚える気がしてきてゲンガーの大爆発封印を猛警戒。※覚えません
フワライドのゴーストダイブでゲンガーを倒しにいくが、まさかのメガゲンガー。耐えられてさらにまさかのネンドールが封印。お前がするんかーい。
メガ枠も封印枠も読み外すが、ここで仕込んでいた泥棒が大活躍。ネンドールを削りきり大爆発解禁。みんなで爆発した後、最後にこちらのレパルダスと相手のメガゲンガー、エルフーンが残った。端にレパルダスを出したら相手のエルフーンが対角に出てしまい悪戯心猫の手爆発でゲームエンド。対角じゃなくてもこちらはスカーフなのでしっかり負けることができていた。
SNさんは猫にトラウマがあると聞いていたが、こちらの猫を華麗に負けさせたので、心の傷が少し癒えたのではないか。
第２試合 vsくるとさん
パラスだ！しかもレベル10……？どんな調整だ？？？
とりあえず相手のパラスがどこに出てきてもフェイントの射程に入れるため、両端にスカンプースカタンク、中央にフワライドを選出。
想定通りパラスが初手に出てきたのでフェイントで処理。メガミミロップの肝っ玉猫騙し等でペースを崩されるも他のメンバーも爆発で退場。
最後はレパルダスとニャオニクスが残り、相手はメガミミロップとエルフーン。
相手の猫騙しと挑発の方向次第で負けもあり得たが、ニャオニクスに猫騙しが飛んできて、こちらのレパルダスがエルフーンの上からスカーフ悪戯心猫の手を決めて敗北。
相手のパラスにこらえるがあったらしいので初手に選ばれていたらどうなっていたか分からないところではあった。
第３試合 vsキュアゴリラさん
主催なのに決敗戦まで来てしまった。相手のパーティは……何これ？？のレベルは１、はレベル20である。ニャオニクスやチョロネコがいるから猫の手を絡めたパーティではあるのだろう。爆発要員がいないからみんなで先制置き土産か？ドーブルやニャオニクス♂の猫の手ダクホで眠らされるのが嫌だがどう止めよう……。悩んで結論が出ないまま、ラム持ちのスカンプー、ドーブルには先制できるチョロネコ、何かの拍子にフェイントが役に立つかも？とスカタンクを選出。
相手の初手はエルフーン、ドーブル、モンメン。やはりダクホが厄介そうなので、チョロネコの猫の手爆発で飛ばしてしまおうと考えたが、引っ込められてヌケニン登場。こちらは全員爆発できたが、相手もヌケニンが黒いヘドロで、モンメンエルフーンがこちらの爆発に巻き込まれて退場した。
お互い残り3体となったところで自分のミスに気付く。これだと相手の残りのポケモンはこちらの猫の手爆発で退場してしまうが、こちらはフワライドがゴーストタイプなので場に残ってしまう……！これをどうしようもなく、中央のレパルダスが爆発して相手を全員倒してしまい勝ち。
パーティの特徴を理解しきれず、フワライドは必ず先発させないといけないことが分かっていなかった自分の判断ミスだ……。スカタンクかスカンプーのどちらかの代わりにフワライドを出せていたら違う展開があったかもなぁ……。
終わりに
ということで１勝２敗で２位でした。相手の対策への対策を盛り込んで実戦でもそれが活きたので達成感のある大会でした。
今回優勝賞品としてアインズさんから色違い個体値all0メタモンをご用意していただいたのですが、これを手に入れることができなかったことだけが唯一の心残りです。
メタモンめっちゃほしくて預かった後に「このままなかったふりして自分の手元に置いとこうかな」という邪な心が芽生えていました。
しかし弱い自分に負けずに大会を運営しきったのでほめてください。
人は誰しも弱さを持っている。負けるが勝ちでもそれだけには負けてはいけないことを教えてくれるいい大会でした。
参加者の皆さん、アインズさん、大会を拡散してくださった皆さん、ありがとうございました。
画像引用元
ポケモンずかん様
トレーナーカードジェネレーター様
ぽけっとふぁんくしょん様
veekun様
